「煮茶梅」と名付けたのは
茶葉と一緒に梅を煮て作るからです
火を入れずに
干したり漬け込んだりする「茶梅」と
区別するために命名しました
できあがるまでに数日~数週間かかる「茶梅」に対して
すぐに食べることができるように煮てみたらおいしかった
というのがきっかけです
なので「煮茶梅」レシピは「茶梅」とは別物ですし
煮るからといって「コンポート」でもありません
レシピを紹介し始めて十年以上
「煮茶梅」という名が多くの方に使われるようになったのは
とってもうれしいことですが
その点は区別してほしいな~と思います
「茶梅」とも「コンポート」とも
全く違う味わいなんですから
中でも
一緒に煮る茶葉の扱いについて思うことあり☆
私の場合
乾燥した茶葉をそのまま
氷砂糖、梅と一緒に鍋に入れて煮始めますが
その茶葉で淹れたお茶を一緒に入れて煮る
という説明を見たことがあります
むむむ?
何でどうやって淹れたお茶?
どんな味わいに淹れたお茶?
お茶淹れ人にとって
さらっと流すことができない一文です
どのくらいの温度のお湯で
どんな茶器を使って(使わないで?)淹れるかによって
その茶葉から引き出される味わいは大きく変わるからです
「煮茶梅」の一番大事なところといえるでしょう
たとえば茶香炉
乾燥した茶葉を温めることで
茶葉の香りを楽しむことができます
そこへ淹れたお茶を注ぐなんてことはしませんよね
乾燥した茶葉をそのまま鍋に入れることで
煮茶梅独特の茶葉の香りが梅やシロップに染み込むのです
もちろん
淹れたお茶を使って煮るのが間違いだというつもりはありません
ただ
せっかく「煮茶梅」として中国茶を使ってつくるのならば
中国茶のことを
お茶を淹れるということを
大事にしてほしいな~と思うのです
以上、お茶バカ版「煮茶梅」の独り言でした
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