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藤田記念庭園のお煎茶席へ

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6月最終日曜日は藤田記念庭園の無料開放日です
この日に合わせて煎茶道のお席が設けられるというので
楽しみに出掛けてきました
ちょうど花菖蒲が見頃の季節
朝からたくさんの来場者で賑わっていました
今年で5年目になる煎茶会
梅園の芝生の上のテーブル席では芭蕉流
茶屋の中では東阿部流の二つのお席を楽しめます
お茶券を購入して
まずは芝生の通仙席(待合い席)へ
番茶を二煎いただきました
お茶請けはごぼうのかりんとうとカレー味のおせんべい
なぜかどちらもピリ辛~
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続いて芭蕉流のお席へ
長テーブルの半分ほどの人数
お点前席に近い半分は空席のまま
遠い方へ案内されて、なかなか見えにくい配置
見せる、ということよりも
サクサクと進んでいくんですね~
冷茶を二煎と蒸しきんつばをいただきました

続いていつも中国茶会を開催している茶室へ
どんな設えにしているのかな~と興味津々
ちょうど始まるからと案内された茶布敷のお席には
赤い毛氈の上にバリ島から買ってきたというバティックが敷かれ
その上に南国イメージというお道具類がならんでいました
床の間飾りには南国風の花々と一緒に
石垣島から取り寄せたという果物類が盛られ独特な雰囲気です
ガネーシャ(ヒンドゥー教の神様)の置物まで登場していました

そんな茶席の説明を楽しくお話してくださるご主人の横で
ひたすらお茶を点てお運びをされていた高校生&大学生コンビの姿に
私は釘付けになっていました

とても手慣れたさらさらと流れるお点前
丁寧で静かで美しくそして正確
何よりも堂々してとても落ち着いた佇まいには
初々しい若さのなかに貫禄さえ感じるような
そして観ている側の心まで
静かに落ち着かせてくれるような

心うたれました
藤田記念庭園のお煎茶席へ_c0198781_9542140.jpg
余韻に浸りながら
同じ広間に設けられた卓点前玉露席へ
こちらでは男性の方のお点前を近い場所からじっくりと
楽しませていただきました

津軽ではじめて参加したお煎茶席
様々なお茶の道、修業の道を感じさせていただきました
ありがとうございました
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by tea_wave176 | 2011-06-27 12:06 | 津軽通信 | Trackback | Comments(2)

Commented by aomoringo50 at 2011-06-27 14:35
こんにちは。
このお茶会、とても気になっていたんです。
ご報告、ありがとうございます。

以前、とあるお宅にお邪魔したとき、
奥様が淹れてくださった玉露の美味しかったこと!
あまりに美味しかったので、
教えていただいて同じ茶葉を買ったのですが、
ぜーんぜん美味しく淹れられなくて(笑)。

いままで、いろいろな特殊な状況で
お茶をいただく機会がありましたけれど、
一生忘れられない一服は、
間違いなく、あのときの玉露の味だなぁ、と。

tea-waveさんがお茶にはまられるお気持ち、
素人のわたしにも、
すこーしだけ、わかる気がします。
Commented by tea_wave176 at 2011-06-27 21:51
お茶の世界の楽しみを
津軽でこんなに教えられるとは
こちらに通い始めた3年前には
思ってもみなかったことですが
少しずつ津軽の暮らしに慣れてきて
どんどん広く深くなっています。
感謝感謝です。