道場茶会① お茶を囲む人々

自分ではかなり細かくコンセプトの説明を繰り返してきたつもりでした
でもそれが思うようには伝わっていないとも感じていました
「お茶会」という言葉から来るイメージ
お茶を飲みにいく側から見ると
決まりごとが多く緊張するとか
作法が分からなくて敷居が高いとか
そしてお茶を淹れる側からは
お客様をおもてなししなければいけないとか
お客様に楽しんでもらうのが一番の目的とか
お茶を淹れるだけではなく話術も必要だとか
茶の湯の茶事からくる漠然としたイメージを
中国茶会にもあてはめてしまっているのですねぇ
なーんの決まりもスタイルも出来上がっていない世界なのに…
それらのどれも道場茶会では求めていないものです
そこは会がはじまれば伝わるものだろうと言葉での説明を諦めました
ただ、皆さんをお迎えする時には
「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」にしようと
それが道場茶会の姿勢です
お茶淹れ人もお茶飲み人もお客様ではありません
皆でお茶を囲む、それだけです
あちら側とこちら側、座る場所とお茶との触れ合い方は違いますが
お茶を囲んでそれぞれの立場からお茶を観察する、とでもいいましょうか
まぁ、なんだかんだとわかりにくい道場茶会の
記念すべき第一回目に応募してくださった皆さんと
とにかく早くお会いしたかった
早く会を始めたかった
そうして迎えた当日
予定時刻よりかなり早くからお集まりくださったお茶淹れ人の皆さん
こちらの準備もまだなのに「きゃー、もう来ちゃったのぉ?」と思いつつ
愛想ふりまく余裕がなかった私ですが
本当はものすごく感激してたんです☆
こんなに早くから道場に乗り込んでくださるなんて
皆さんの気合がガンガン伝わってきてました
もうこの瞬間にこの会を開催してよかった!って思いました
もうあとは、皆さんが作り出す空気感でいっぱいになりました
わいわいと楽しくやわらかくて
にぎやかだけど落ち着いていて
今までのお茶会では感じたことのない空気がそこには流れていました
この場に居合わせた方皆さんが創り上げ皆さんで感じたこの空気
とてもいい道場になりました
ありがとうございます
もう言葉では説明しません
とにかくいらしてみてください
参加したらわかります~☆
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by tea_wave176 | 2009-07-21 23:59 | 日々のお茶日記 | Trackback | Comments(0)


