お茶を巡る旅@日本(5) 借景に思う
南禅寺を後にして三条大橋へ向かうコース途中
周囲を長い長い塀に囲まれたお屋敷が現れました
お、お隣さんはあの瓢亭~☆
こんな街中にあろうとは!
訪れたのは『無鄰菴』
明治時代の作庭のうち
国指定名勝となっている庭園は三つあります
ひとつはわが街の『盛美園』
そしてここ『無鄰菴』
本場の借景を是非観てみたかったのです
思わず息を飲みました
ぐるり塀に囲まれていたはずの場所
そんなことはすっかり吹っ飛びました
山が近い!広い!
山からここまでずーっと庭が続いているような
錯覚を利用した、なんてものではありませんね
これが本場『東山の借景』なのですね
すとーんと腑に落ちました!
お庭からお屋敷を眺め
さらに奥へ導かれるように
水辺の景色がとても自然
野山の散策コースのよう
「庭園」とはちょっと違う
まるで自然な感じなのです
茶室もあります
和館と並び洋館もあります
改めて眺めるお屋敷の美しさ
そして静かに庭を眺める人々
結構な人数のひとがいるのにとても静か
皆自然に存在感が消えているんです
庭の自然に溶け込んでいるんです
この庭がそうさせるのでしょうか
京都の街だからこうなるのでしょうか
この雰囲気、この空気感
「庭」に対する考え方が大きく変わった瞬間でした
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by tea_wave176 | 2014-06-20 08:22 | 茶旅 | Trackback | Comments(0)